2014年3月23日日曜日

ふたりでできること。(トタントテン)

今回は、(ちょっぴり出演)枠の(そんな枠本当は設けていなかったのですが・・・)トタントテンを自ら紹介します。

テント芝居でふたり芝居という”てい”でやらせてもらっています。
テントは小さかったり、超小さかったりしますが、あくまで目印ですので、一般的なテント芝居とは離れたものをご想像いただきたいです。

ただ、ふたり芝居は本当です。他に誰もいません。たかよしが作・演出を手がけ、ちゃあ(太田みち)と2人で演じるスタイルです。

で、ここで大事な点がもうひとつ、すごーくストーリーが短いのです。
これはこだわりでもあります。10分〜15分の寸劇にこだわって、作品をつくってきました。
今のところ単独公演の構想が無いのもあって、この短い作品作りばかりをやってきています。
そこで考えてみたのですが、寸劇であると何が便利か。

ひとつ、お客さんにトイレの我慢の心配が無い。
ひとつ、つまらないと感じてもなんとか辛抱できる。
ひとつ、小さい子どもも飽きる事が少ない。
ひとつ、作り手も短期間で制作できる。
ひとつ、たくさん作れる。
ひとつ、どんな出し物との対バンも可能。
ひとつ、出演料も2人分だけでいい。
ひとつ、遠方に呼ばれたって2人のスケジュール調整だけでいい。
ひとつ、気軽に呼んでくださいな。

うふふ・・・まぁ、呼ばれなくたって行っちゃいます。


でもやはり、”小さい子ども”は、身近なテーマでポイントでもあります。
たかよし(以下あたし)には現在ひとり息子がおりまして、子育てしながら作ったお芝居は短いものも含めて全部で6作品です。そのうち、ハイハイ時に作ったものがひとつ、トコトコ歩きからが4作品です。歩き出してからはもう、隙をみて台本書いたり稽古したりで、でも出来上がったものを真っ先に観てもらって(ビデオで)「面白い?」と聞くのもいつもの流れです。

もちろん、小さい子どもは全ての言葉の意味や寓話を汲む事はできません。普段からファンタジーを生きていたりもします。お芝居に関しては”本当”だと思って観てくれるので、そこに応えられる作品作りが今は面白くて仕方が無いのです。ときどき、劇中のセリフを真似していたりするとガッツポーズです。
 たとえ嘘でも、嘘が本当になる。これ以上の醍醐味はないと思っています。


家庭での盛り上がりはこれくらいにして、次はちゃあの事についても。
ナレーションをお仕事にしていたり、OLさんだったり、主婦でもあって、あたしよりも色々な世界に生きています。 子育ては今はしていません。
なので多少の価値観の違いはあるかもしれないのですが、 それがなぜか感じられない関係性なのもトタントテンの不思議なところです。
息子は、ちゃあを家族のひとりだと思い込んでいるふしがあります。ビデオを多く見せているせいかどうか分かりませんが、”家族ぐるみで作品をつくれている”と解釈しています。

ちゃあの旦那さんは積極的にトタントテンの作品に意見を出してくれますし、我が家の旦那さんも協力的に楽器を貸してくれたり意見もくれます。息子はよくよく観てくれます。

この、家族ぐるみ作品が、今のトタントテンをかたちづくっています。家族の協力無しにはできません。
そのことは間違いないと感じています。
このまま、家族が成長するのを見守るように、トタントテンの作品たちが育っていったらいいなぁと、日々思うのです。

ひとは喃語を獲得して、それをおもちゃに遊んだりする中で、のびのびと周囲を見渡し言葉も獲得し、誰かと対話を始めます。
そんなひとの始まりを生き物として生きる生き様そのものが、お芝居のようにドラマチックです。
トタントテンには原始的で粗野なお芝居が多いですが、赤ん坊や少年少女だったころを想いながら、むかーし昔を想いながらついてきてくださいね。そんな時間も、今のみなさんをつくっている大事な時間なのかもしれません。。


それでは、あっという間のトタントテンをお見逃しのないように。
すなななフェスでお会いしましょう〜


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